【競輪界の闇】競輪選手ドーピングの背景|現役S級S班協力の競輪ラボ

最新更新日:2019年08月24日に更新しました!

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■競輪選手、ドーピングやってる!?

本稿では競輪レースのドーピング問題について語ります。ドーピングについては、世にある数多の競技で使用が禁止されている。 オリンピック・パラリンピックで行われる競技では勿論のこと、世界大会でも当たり前に禁止されているのは、皆さんもご存知の通り。

それでも失くならないのが、禁止薬物のドーピング。

ドーピングによる不正行為はオリンピックなどの競技大会で禁止されているのにも関わらず、手を出してしまうアスリートたちがいるのが現状です。

では何故ドーピングが禁止されているのか?

それはドーピング禁止薬物の使用により、心身共にボロボロになってしまい、選手生命を短くしてしまうだけでなく引退後の日常生活にも支障をきたす可能性が非常に高いからです。 実際、ドーピングをすると「10年は寿命が縮む」と言われています。

・アスリートはなぜドーピングをしてしまうのか?
・ドーピングによって得られる効果は?

最も有名なドーピング薬物である「アナボリックステロイド」は、服用すると体の中で分解されアンドロゲン受容体と呼ばれる細胞内タンパク質の一種と結合します。 アンドロゲン受容体がアナボリックステロイドと結合したことで、体内で大量のタンパク質が分泌されます。

タンパク質が分泌されると骨格筋が自己複製を始め、筋肉量が増大。 ある調査では、男性がアナボリックステロイドを摂取してトレーニングを行うと筋肉量が平均38%も増えることが分かっています。

また、タンパク質をアミノ酸に分解する“異化”という現象が起こるため、激しいトレーニングをしても早く回復できるというメリットがあります。

しかし、ニキビ・高血圧・脱毛症といった副作用が男性と女性の両方に認められています。 睾丸縮小・精子減少・前立腺ガンといった男性特有の副作用が生じることも。 女性の場合だと、顔の毛が濃くなったり、声が低くなったり、生理不順や生理が止まったりなどの副作用が起こります。

世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスで7回優勝したランス・アームストロングは血液ドーピングを告白し、自転車競技から永久追放処分を受け、ツール・ド・フランス7連覇を含む1998年8月以降のすべてのタイトルを剥奪されました。

血液ドーピングは、自分の血液を使って赤血球の量を増やし、本来よりも高い持久力を得られるドーピング手法です。 ある調査では、血液ドーピングにより持久力が34%向上したという結果が出ました。

また、トレッドミルで8kmの走行テストを行った調査では、通常の状態よりも平均して約44秒早く走れるようになることが判明。たった44秒と思うかもしれませんが、アスリートにとっての44秒はものすごく大きな数字です。 血液ドーピングは副作用こそありませんが、1986年に国際オリンピック委員会(IOC)が禁止方法にしており、使うことで永遠にスポーツ界から追放されてしまう可能性があります。

ドーピングをするよりも、自分でトレーニングをして鍛えるのが正解なのは当たり前。 スポーツを見る視聴者も、応援していた人がドーピングをしていたら失望していまいます。

ドーピングをして優勝すれば金メダルを勝ち取れますが、ドーピングによって失うものの方がたくさんあるはずです。 しかし、トップ選手にだけ与えられる輝かしい栄誉と名声、賞金や報奨金に目が眩み、実に多くの選手が禁止薬物を使用してしまっているのは競輪ファンのみならず、皆が知る周知の事実でしょう。

ロードレースではたくさんの選手がドーピングをやっていますが、競輪選手が「ひっかかった」事例もあります。 競輪ファンの間で有名なのが1998年のアジア大会における神山雄一郎選手でしょう。

最近で言えば、2018年に伊藤成紀選手がドーピングの検査で陽性反応が出たということで、競輪選手の伊藤成紀さんに4年間の資格停止処分を科しました。


■体制に問題あり

実は、競輪では全レースにおいてのドーピング検査は義務付けられていません。
G1やSGなどではドーピング検査を行っていても、「全ての競輪レースでは行っていない」のが実情なんです。

公営競技の一つである競輪でさえも。

ここまで、ドーピングの恐ろしさと蔓延度合いを説明してきましたが、競輪界の汚れた薬物事情を暴露しながら競輪界を去っていった選手もいます。

大阪98期でS級2班だった泉利和 元選手が26歳という若さで引退したのも、ドーピング違反選手たちへの不満から引退を決めました。


同期の選手にも
『(俺も)ドーピングをしなければ、格上(ドーピングをしている選手たち)には敵わない。』

と言い残しています。競輪ファンの間ではあまりにも有名な話でしょう。
代謝制度があるとは言え、現役のS級2班に位置する期待の若手選手が直近で戦力外になることはありえませんし、年収1000万円も余裕のポジションを捨ててまで競輪界の薬物事情に一石を投じたわけですが、ある意味でドーピングの被害者と言わざるを得ないでしょうね。

表に出てきていないだけで、泉利和の引退にドーピング問題が絡んでるのは否定できません。

抜き打ちで検査をしてはいるそうですが、上層部もドーピング選手を全員除名にしてしまえば、車券の売り上げが落ちてしまうと危惧しているのでしょうね。

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